3年次集会(主権者教育)レポート
 参院選公示の翌日、6月23日(木)5校時に新体育館で、主権者教育のための3年次集会が行われました。
 最初に宮嶋校長からビデオメッセージがあり、「正確な情報と知識を元にして、ぜひ権利を行使してください。」「選挙権を持っている人も、まだ持っていない人も今日の話を良く聴いて、政治と選挙にしっかりと関心を持ってください。」との呼びかけがありました。
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 次に「選挙のはなしをしよう」のタイトルで、選挙権年齢の拡大、投票や選挙運動、選挙の意義などについて、生徒全員が参加するクイズを交えながら説明がありました。公民科の和歌山先生、渡邊(昭)先生のユーモアあふれる掛け合いにより、各所で笑いの渦が起こっていました。
 クイズの内容は、「20歳代と40歳代の投票率の差はどれくらい?」「自宅でインターネットを使って投票できる?」「投票率が10パーセントを切った場合、選挙の結果はどうなる?」などの11問でした(正解はそれぞれ「約20ポイント」「できない」「選挙結果は確定」)。全問正解者
はいませんでしたが、生徒達は楽しみながら選挙に関する多くの知識を身に付けることができたと思います。少し意外だったのは、「自宅でインターネットを使って投票できる」と思っていた生徒がかなりいたことです。「ネット選挙」という言葉が一人歩きしているのかもしれませんが、今後も新聞やニュースをよく見て正しい情報・知識を身に付けて欲しいと感じました。
 続く三鶴先生からの注意事項では、「校内での選挙活動は控えること」「校外での選挙活動でも高校生としての節度をもって」という確認があり、副校長からまとめとして「選挙は民主主義を支える基本的な仕組み」「選挙権を行使しないということは、社会への発言権を放棄すること」「ベストでなくてもベターな選択で候補者を選ぼう」という呼びかけがありました。
 このような内容の年次集会は初めてでしたが、35分間という短い時間に重要な点が凝縮された内容でした。次年度以降さらに内容を整理・充実させて実施するため、主権者教育委員会で振り返りの検討をしていきたいと思います。
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