校長室通信 第8号      R05.11.15

高校生の英語力

校 長 久 保  肇(本校7期生)

 先日、本校が2年間事務局として担当していた国際交流専門部の役割を終えました。英語に関わる全道大会(英語プレゼンテーションコンテスト・英語弁論大会スピーチの部・英語弁論大会ディベートの部)の運営が主な役割です。
 私は、専門部長として大会前に挨拶を英語で行ったり、英語で書かれた表彰状を読み上げたりと大会の数週間前から少々プレッシャー?憂鬱な気分でした。大会の運営に係る注意事項や講評もすべてオールイングリッシュ、 生徒のそれぞれの発表も当然英語、大会に出場する生徒の皆さんはその英語を理解し、英語で語られるユーモアも理解し同じ場面で笑いが起きます。一方私は、大会終了時にはいつも以上に疲れる始末でした。
 各学校の英語に関わる部活動の生徒であったり、英語が得意でスポット的に参加する生徒がいたのかしれませんが、今の高校生の英語力には感銘を受けました。我々の高校時代では考えられない進歩です。 おそらく「学ぶ」部分に大きな差は無いのかもしれませんが、「活用する」・「慣れる」部分が圧倒的に違っていることを実感しました。英語弁論大会ディベートの部の今年のテーマは「日本政府は、代理出産を合法化すべきである。是か非か。」 でしたが、この難解なテーマでディベートする高校生達を見て、日本の未来の明るさを見たような気がしました。
 2年間、国際交流部の運営をサポートした手稲高ESSの皆さんお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。来年は、運営のエネルギーも英語に向けて今年以上の成績が収められるようがんばってください。